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一晩寝かせると美味しくなる話

  • 執筆者の写真: Kyoko
    Kyoko
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

先日、マレーシア料理の教室でパイナップルクッキーを習いました。

先生が「三日目くらいからが美味しくなるんですよ」とおっしゃって、少し驚きました。

クッキーも、寝かせると美味しくなるんだ、と。


パイナップルジャムから手作りしたクッキー
パイナップルジャムから手作りしたクッキー

考えてみると、そういう料理は意外と多い。

カレーは翌日が美味しい、と誰もが知っている。

煮物も、作った日より翌日の方が美味しいに決まってる。


私が特に好きなのはラタトゥイユで、三日目が一番美味しいと思っています。

できたての輪郭のはっきりした味も好きだけれど、日が経つにつれてひとつの料理としてまとまっていく感じが好きで、毎年夏になると大鍋で作ります。


夏と言えばやっぱりラタトゥイユ!
夏と言えばやっぱりラタトゥイユ!

なぜ、寝かせると美味しくなるのか


「一晩置くと味が馴染む」とよく言いますが、これはいくつかのことが同時に起きています。


塩は時間をかけて食材の芯まで浸透していきます。

作りたては表面だけに感じていた塩味が、翌日には食材全体に均一になっている。

加熱で溶け出した旨み成分が、冷める過程で食材に再吸収される。

スパイスを使う料理は香りが落ち着いて、素材と溶け合う。


これらが重なって「まとまった」「一体感が出た」という状態になります。


なぜそうなるのか、もう少し詳しく知りたい方はNOTEに書いています。

今月のレッスンで作ったナスのザアルークを例に掘り下げました。



モロッコのナスとトマトの煮込み、ザアルーク
モロッコのナスとトマトの煮込み、ザアルーク


今月のレッスンで大好評だった一品


今月のレッスンはモロッコ・中東風の食卓がテーマで、ナスのザアルークを前日に仕込んで一晩寝かせたものをお出ししました。

「鍋ごと食べたい」とおっしゃった方がいて、思わず笑ってしまいました。


試食のときにピタパンに入れてお出しした紫キャベツのピクルスも、毎回必ずレシピを聞かれます。

メニューには入れていない、彩りと食感のためのサービス品なんですが——それが一番人気だったりするのが料理の面白いところです。


せっかくなのでこちらでレシピを公開します。


彩、食感、味、三拍子揃った名脇役
彩、食感、味、三拍子揃った名脇役


紫キャベツのピクルス


見た目が鮮やかで、酸味がさっぱりしていて、食感が心地よい。

ピタパンに挟んでも、肉料理の付け合わせにしても、サラダに混ぜても合います。

クミンシードが入ることでスパイスの香りがふわっとして、普通のピクルスとは少し違う仕上がりになります。

これも、作った日より翌日以降の方が味が馴染んで美味しくなります。



<材料(作りやすい分量)>

  • 紫キャベツ 200g

  • 塩 2g

  • 白ワインヴィネガー 20g

  • クミンシード 3g


<作り方>

  1. 紫キャベツを0.5mm程度の薄さにスライスする。

  2. 塩・白ワインヴィネガー・クミンシードを加えて混ぜ合わせる。

  3. 電子レンジ(600〜700W)で2分加熱する。

  4. 粗熱が取れたらしっかり揉む。味を見て、塩や白ワインヴィネガーで調整する。


冷蔵で4〜5日保存できます。



毎月新しいメニューをデモンストレーション形式でご紹介しています。今月のレッスンの詳細・ご予約はこちらから。

▶ レッスンの詳細・ご予約はこちら https://tol-app.jp/s/mirepoix



733件のレシピと77本のレッスン動画はミルラボでご覧いただけます。月額980円から。



料理の「なぜ」をさらに深掘りした記事をNOTEで公開しています。

▶ NOTEを見てみる https://note.com/kyoko_mirepoix

 
 
 

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