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  • 執筆者の写真Kyoko

生姜糖の作り方


こんにちは、世田谷区の料理教室ミルポアです。

10連休も今日で終わり、平成と令和の元号をまたいだ長期休暇も終わってみればあっという間でしたね(「令和」がまだ自動変換できない笑)。

結局どこにも行かずじまいで、出かけたと言えば息子のサッカー試合応援くらい。

普段あまり応援に行けないので、そういった意味では有意義な休暇でした(試合結果は・・・)

さて、新生姜が出始めた4月のウェルカムドリンクはジンジャーシロップと甘酒のブレンドジュースでした。

ジンジャーシロップを作ったあとのお楽しみとしては、絞ったあとの生姜を使った生姜糖です。

薄くスライスした生姜とお砂糖を乾煎りするだけの簡単なスイーツなのですが、温度管理が意外に難しく、私も何度か失敗してしまいました。

火にかけて溶かした砂糖を再結晶化させることにより、生姜糖独特の粉を吹いたような見た目とカリッとした食感を出すのがポイント。

しかし温度が高すぎると砂糖が蜜になってしまい、冷めると飴のように硬くなってしまいます。

試行錯誤してようやく毎回同じように作れるようになり、失敗から学習した私なりの作り方をご紹介したいと思います。

<材料>

新生姜・・・100g

砂糖・・・・50g

<作り方>

①新生姜は繊維を断ち切る方向にできるだけ薄くスライスし、1~2回湯がいてザルにあげ、しっかり水気を絞ります。

②フライパンに生姜、砂糖を入れて混ぜ合わせ、中火にかけて炒り始めます。

③砂糖が溶け、生姜からも水分が出るため、炒り始めは水分がたっぷり上がってきます。

水分が抜けるまでは少し火を強めても構いません。写真中央に見えるのは、シナモンスティック。生姜糖にシナモンの香りを移しました。

④菜箸で絶えず生姜を混ぜながら、水分を飛ばすように生姜を炒り続けます。

このとき、フライパンを火元から少し手前にずらし、直火が当たる部分と当たらない部分を作って砂糖が高温になり過ぎるのを防ぎます。

(砂糖の温度が上がりすぎると結晶化せずに蜜化します)

⑤水分が抜け粘りが強くなってきます。火を少し弱め、砂糖が再結晶化するまで混ぜ続けます。

⑥生姜の表面が白っぽく変化してきます。鍋底の火が当たっている部分と火が当たっていない部分を行き来するように、箸で混ぜ続けます。

⑦表面の砂糖が完全に結晶化し、混ぜるとカリカリ言うくらいまで火を入れたら出来上がりです。

トータル10分くらいでしょうか(分量によって前後しますが)。

<ポイント>

温度が高すぎると砂糖が蜜化し、再結晶化しません。フライパンの持ち手側半分くらい直接火が当たらないように手前にずらし、温度が上がりすぎないようにすると失敗しにくいです。

水分が飛んできたら混ぜる手を止めず、直火が当たる部分と当たらない部分を行き来させると結晶化しやすいです。

レシピは新生姜から直接作るやり方ですが、ジンジャーシロップを作ったあとの生姜でも同じようにつくれます。

おやつにはもちろん、お酒のつまみにも使えるようです(父が焼酎のあてにすると言ってました)。

温かい紅茶に入れても美味しそうですね。

ぜひお試しください。


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